小さな端末でも楽しくプログラミングできる RubyPico(旧PictRuby) 0.6 がリリース

PictRubyはRubyPicoという名前に変わりました!対象を画像に限らず「PC以外のスマートフォンタブレットなど小さな端末で動くRuby」という印象にしたかったためです。

アンケートではSmartRubyが有力でしたがその後にいただいたPicoRubyという名前も評判がよく、最終的にひっくり返してRubyPicoにしました。

0.6では待望の正規表現がサポートされました。

RubyPico

RubyPico

  • ongaeshi
  • 仕事効率化
  • 無料

正規表現

正規表現が書けるようになりました。/.../リテラル以外にもString#matchString#gsubのようなRegexpを渡せるメソッドも使えるようになります。

def main
  url = Popup.input "url?"
  title = Browser.get url
  m = title.match /<title>(.*?)<\/title>/
  puts m[1] if m
end

Chat#timer

Chatクラスにtimerというメソッドを定義すると(ユーザーの入力を待たずに)一定間隔でbotがメッセージをしゃべることができます。

以下は3秒おきに"Hi"を出力するボットプログラムです。

nilを返したときは何も出力しません。

class Chat
  def initialize
    @prev = Time.now    
  end
  
  def timer
    t = Time.now
    if t - @prev > 3
      @prev = t
      return "Hi"
    else
      nil
    end
  end
end

はてなブックマークボットに記事の自動読み上げ機能を追加

はてなブックマークのTOP5をスマホがしゃべりはじめるPictRuby botを書いた - ブログのおんがえしにtimerを使った「自動読み上げ機能」を追加してサンプルに収録しました。

RubyPicoを起動して [Sample] -> [hatena_bookmark_bot.rb] を実行してください。[総合]で記事一覧を表示したのち、[all]と入力すると・・

f:id:tuto0621:20160510222554g:plain

ご覧のように記事のdescriptionをしゃべりはじます。

iTunes経由でPCと端末間でスクリプトのコピーができるように

0.5からiTunes file sharingに対応していたのですがリリースのときに連絡を忘れていました。

過去の記事