iOSのRubyプログラミング環境、PictRuby 0.3 をリリースしました

PictRuby 0.3 をリリースしました。

  • Rubyの標準ライブラリをたくさん追加
  • クラスブラウザ
  • エントリポイントの関数名をmainに
  • URL Schemeに対応
  • 等幅フォント

PictRuby - Ruby Programming Environment in iOS

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Rubyの標準ライブラリをたくさん追加

mrubyをios-ruby-embeddedから作成するようにしました。mrbgemsが使えるようになりライブラリの組み込みが簡単になりました。例えば以下のような機能が使えるようになります。

  • Array#-
  • ”あ”.size==1
  • rand

クラスブラウザ

追加された標準ライブラリを駆使してクラス一覧やクラスで呼び出されるメソッド一覧を取得できるスクリプトをmrubyを使って作ってみました。メタプログラミングですね。

  • get_sampleをインストール
  • get_sampleを起動して09_class_helpと入力
  • スクリプトをコピペしてインストール

起動してCancelを押せばクラス一覧、クラス名を入力してOKを押せばクラスメソッドの一覧が表示されます。クラス名はクラス一覧からコピペするのが便利です。

f:id:tuto0621:20160124215017p:plain f:id:tuto0621:20160124215020p:plain f:id:tuto0621:20160124215025p:plain

エントリポイントの関数名をmainに

スクリプトのエントリポイントの関数名をconvertからmainに変更しました。当面はconvertでも動くようにしますが今後はmainが推奨です。

# Please return the text or image in the "def main"

def main
  Popup.msg("Hi!")
  "Hello, PictRuby\nhttp://pictruby.ongaeshi.me"
end

URL Schemeに対応

URL Scheme経由でスクリプトを実行できるようになりました。LauncherなどでPictRubyのURLを指定することでスクリプトを直接起動できるようになります。例えばhello.rbという名前のスクリプトをURL Scheme経由で起動したい時は以下のように指定します。

pictruby://hello

.rbはあってもなくてもいいです。省略推奨です。

等幅フォント

エディタ画面と実行結果画面のフォントを等幅フォントに変えたので表組みなどがやりやすくなりました。

おまけ

少しずつ使ってくれる人が増えてきて嬉しい限りです。

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