個人的にお気に入りな開発環境を構築出来たので紹介します。どういうものかというと、
- Milkodeを使ってブラウザからソースコードを検索
- 目的の関数を見つけたら、ジャンプしたい行をクリックしてマークお
- エディタ(Emacs)に移動して
M-x
milkode:jump-from-browser
を実行 - ブラウザで見ていたファイルが開かれるので、そのまま編集
昔から良くある「emacsclient等を使った通信」ではなく、ファイルの実体を開けるのがいい所です。
インストール
基本セットとして以下のものが必要です。
続いてプラグインをインストールします。
- MozRepl (Firefoxアドオン、EmacsとFirefoxの通信に必要)
- moz.el (Emacsプラグイン、Emacs側の通信)
- milkode.el (Emacsプラグイン、Milkodeとの連携に必要)
Firefoxの設定
- [アドオンマネージャー]からMozReplをインストールします
- [ツール] → [MozRepl] -> [Activate on Startup] のチェックをONに
Emacsの設定
- moz.el と milkode.el をロードパスの通った場所に置きます。
init.el
に以下を追記します。
(require 'moz) (require 'milkode)
使い方
- Milkodeを使ってブラウザで検索
- 書き換えたいファイルが見つかったら行をクリックしてマーク
- ブラウザでそのページを開いたままEmacsに移動
M-x
milkode:jump-from-browser
を実行
ブラウザで見ているファイルがエディタで開ければ成功です!
原理の説明
- ブラウザが今開いているURLを取得する
- URL(
http://xxx/home/proj/to/file#n5
) → Milkodeパス(/proj/to/file:5
)に変換 - Milkodeパスからファイルの実体パスを取得し、エディタで開く
説明すると3行ですが複数のツールの連携によって実現されています。(この組み合わせを探すのに時間がかかりました)
まとめ
ツールが限定されてしまうので誰でも使えるという訳ではないですが、ブラウザで検索してエディタで編集するというワークフローは快適です。(慣れると手放せなくなります。)
色々な人に使ってもらえると嬉しいので動作報告や上手くいかないようなことがあれば是非教えて下さい。