- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2018/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近はScarpboxをメインのメモツールとして使っていますが、ページをどのように分割するべきか、タグ(#テスト
)とリンク([テスト]
)はどのように使い分ければいいのか、といった思想的な部分を学ばずにここまで来てしまいました。また最近のWebアプリはよくできているのでほとんどマニュアルを見ずに使えてしまいますので、本でも買わないとまとまった文章を読む機会がないというのもあります。
作者が全体としてScrapboxをどういう考え方で使っているのか、という少しぼんやりとしているけど大切な情報が手に入って満足しています。それは
- Scrapbox内のページはできるだけ小さく細かい部品にしておく
- 関連しているページがあれば文章内に(記述的に)リンクを貼る
- 濃密なリンクネットワークを形成することで後から取り出しやすくなる
というところです。タグではなくリンクが大切、というのがかなり腑に落ちました。昔から一生懸命タグを付けるタイプでしたが確かにタグは意外と後から拾えないことが多いです。
Scrapboxはリンク支援機能([]
の中でページ名を入力すると自動で補完が出る)、リンクを張ったページが画面下に表示されるためWikiなどと比べてリンクネットワークの形成が簡単かつ効果的だということも分かりました。
UserCSSやAPIの情報(実はページの履歴もAPIから取れることが分かったのは思わぬ拾い物)や、細かいところだとfaviconの変更方法が分かったのもうれしかったです。
本のおかげで後から情報を取り出しやすいメモページを作れそうです。