フクオカRuby大賞の本審査などにいってきました - フクオカFukuoka福岡
フクオカRuby大賞の本審査を受けに福岡までいってきました。ちょうどその時期に地域RubyのFukuoka.rbと地域Groongaの福岡Groongaがあったのでそちらも参加してきました。
フクオカ(Ruby大賞)Fukuoka(.rb)福岡(Groonga)です。丁度全部違った!
フクオカRuby大賞
毎年作ったもののまとめ的な意味で応募しています。今年は電子書籍検索エンジンのHonyomiとそれで作られたサイト本読みの図書館で応募したのですが、はじめて予備審査を通過(!)して本審査を受けに行きました。続けるものですね。
本審査のためにスライドやデモを用意していくとその過程で物足りない部分や不足している機能が分かってきたりして面白いです(やっている最中は面白くない)。デモのためにHonyomiに新機能(ブラウザから書籍の追加)を追加したりしました。便利だったのでそのうち本体にも追加する予定です。
今回に限らず、プレゼンしたりコンテストに応募すると他の人に説明する必要が出てきて、自分の作ったものを客観的に見直さざるを得なくなるので私のように主に個人(プルリクエストをいただくことはあるけど)でソフトウェアを配布している人間にとっては一番のメリットではないかと思っています(会社やグループでやる時よりも客観的に制作物を見ることが出来るチャンスが少ないので)。さらにRuby大賞ではプレゼン後に質問される時間があってそれもよかったです。ささださんの「書籍を読むのと同じ画面で他の人の書いたコメントが読みたいよね」という意見とまつもとさんの「pdfや電子書籍に限らずプレーンテキストとかも検索対象に出来るようにしないの?」というのが特に強く印象に残っていてHonyomiでやるのか他のアプリケーションになるのか分からないけど何か出来ないかなぁと考えています。
プレゼンが終わった帰りの飛行機の中とかでも色々と考えるスイッチが入って、自分の作っている物の弱点や今後何を作っていくべきか?など福岡にいかなかったら思いついてもいないようなことを考えることが出来ました。この辺りは実際に作っていくものにこれから反映させていければよいと思っています。
福岡のやわらかいうどんは、こしのないうどんなんてと思っていた私を反省させるのに充分でした。ゴボウ天との組み合わせが最高です。東京に行くとこのうどんが恋しくなる、とFukuoka.rb懇親会で言っている人がいましたが分かります。
Fukuoka.rb
フクオカRuby大賞の前日に株式会社グループノーツでFukuoka.rbが開催されていたので参加しました。その日は審査のためにまつもとさんとささださんが前日入りされていたのでスペシャルゲストとして参加。私以外にも本審査を受けるために福岡入りしていたTachikoma.ioの實松さんが参加されていました。ruby-trank-changesを書いているnagachikaさんにも会えました。
地域Rubyに参加するのは初めてだったのですが、基本的にはみなさんそれぞれのTODOをもくもくとやっていました。持って来た本を読んだりgemを作っていたりしたようです。私は明日の本審査に備えて原稿を読み直したりスライドを調整していました。
途中でRuby2.2の話やRubyGemsの改善案の話など出てきて面白かったです。各gemのトップページにREADME表示して欲しい、はそのとおりだなと思いました。
ゲストが多かったので終わった後は懇親会になりました。おすすめのお土産や食べ物は地元に人に聞くのが一番ですね。やわらかうどんもここで教えてもらいました。
水炊き最高です。
福岡Groonga
Ruby大賞本審査の夜に、GMOペパボ株式会社 福岡支社で福岡Groongaに参加しました。Fukuoka.rbの時から引き続きでudzraさんにお世話になりっぱなしでした。
私もRroonga関連で軽く発表しました。
おまけで用意してあったスライドがあったのでこちらも貼っておきます。こちらは具体的なテーブル構造やドリルダウンの使い方について紹介しています。
Groongaってどれ位使えるのか知りたいって人が多めかと思っていたのですが、Mrroongaをすでにバリバリと使っている人が多くて驚きました。実はMroonga(やGroonga)って思っている以上に色々な所で使われているのではと感じました。kiwanamiさんのTweetが割と示唆的。
groonga、すごく手軽に使い始められる上に、コードも運用も比較的楽で、結構使われてる割に話題にならないのは、楽すぎて達成感がないからではないかという話。
— kiwanami (@kiwanami) 2015, 1月 23
みんなの質問にホワイトボードに図を書きながらアドリブで答えていく須藤さんの話が面白かったです。私もトークナイザーを途中で変更する方法(古い語彙テーブルを削除して新しいトークナイザーで作り直す)が分かってよかったです。
帰る直前に食べたゴマ鯖も美味しかったです。
福岡楽しかったのでまた行きたいです。