こんばんは、最近色々な所で異常気象が起きて怖いですね。
プログラムやデータも何かとトラブルがつきものです、そんな時もバージョン管理をきちんとしておけば安心ですね。
最近また一つ翻訳を終えました。
今回は約20個のコマンドによる日々のGIT活用(原文:Everyday GIT With 20 Commands Or So)という記事です。内容は素晴らしく、日々の作業の中でどのようにgitを使いこなしていくのか、ということを役割別に(単独で開発、複数人で開発、インテグレーター、レポジトリ管理者)、コマンドへのリファレンスを紹介しながら紹介していきます。特にインテグレーターの項ではおそらく実際のオープンソース開発(git?Linux?)で日々行われている作業の一部分を切り出し、どのように世界中から送られてくるパッチを取り込み、取捨選択をかけ、開発を進めていく際にgitをどのように使っているかを見ることが出来ます。コマンドラインを極めるとここまで出来るんだなあ、というすごさをかいま見ることが出来ます。それだけに内容は読み応えがあり難しい部分も何カ所かあります、が是非実際に手を動かしたり、何度か文章を読み返したりしながら、理解する価値は十分にあると思います。
この約20個のコマンドによる日々のGIT活用もそうですが、gitのマニュアルは他のツールのもの比べても分かりやすいし、充実したものが多い感じています(翻訳されているものが少ないのが残念ですが・・・)。
残念なことにgitの日本語情報は大分増えてきたものの、gitのマニュアルを読むためのマニュアル、というのは余り見かけたことがないです。マニュアルの数が多すぎて、正直どこから読み始めればいいのか分からない人も多いと思います。そこで、まずは無料で手に入るオンラインマニュアルに絞って、私的に参考になったものを紹介したいと思います。
基本
- git(1)
- gitコマンド本体の使い方についてのマニュアルです
- Git ユーザマニュアル (バージョン 1.5.3 以降用)
- ユーザーマニュアルです、翻訳しながらgitの勉強をしていることもあり、実は自分はあまり読んでいません。チュートリアルと各コマンドリファレンスが中心です。
チュートリアル
大切なのは、1. ゆっくり自分のペースで 2. 実際に手を動かしながら 3. 目的は読むことではなく理解すること でしょうか。
- gittutorial(7)
- まずは基本のチュートリアル、基本操作全般。
- gittutorial-2(7)
- チュートリアルその2、gitを支える技術的なバックボーンについて
- 約20個のコマンドによる日々のGIT活用
- 開発時の役割ごとに、よく使うコマンドや例を紹介しており、結果的にコマンドリファレンスへのポインタ集になっています。Examplesはどれも素晴らしいと思うので、gitへの理解が深まるたびに定期的に戻って来て読み返すと楽しいかも。
困った時に役立つもの
さらに学びたい人のために
- gitcore-tutorial(7)(未訳)
- 開発者のためのgit基礎技術のチュートリアル。未読ですがいつか読みたいと思っています。
各コマンドへのリファレンス
とりあえず日本語訳を見つけているものだけ紹介します。
みなさんがgitを知るきっかけになれば幸いです。