手動でダウンロード、インストールしていたプラグイン(以下パッケージ)を簡単にインストールすることが出来るようになります。Emacs24に標準搭載される予定でEmacs23にも簡単にインストールすることが出来ます。
手動インストールやauto-installとの比較
- コマンド一発でインストール出来る
- メニューからインストール出来るパッケージを一覧出来る
- アップデートが簡単
インストールしたパッケージの更新が簡単になるのは個人的には待望の機能でした。
インストール
package.el
以下のURLから.elをロードパスの通った場所に置くか
Emacs24 : http://bit.ly/pkg-el
Emacs23 : http://bit.ly/pkg-el23
auto-install がある場合は以下のS式を評価してインストールして下さい。
; Emacs24 (auto-install-from-url "http://repo.or.cz/w/emacs.git/blob_plain/HEAD:/lisp/emacs-lisp/package.el") : Emacs23 (auto-install-from-url "http://repo.or.cz/w/emacs.git/blob_plain/1a0a666f941c99882093d7bd08ced15033bc3f0c:/lisp/emacs-lisp/package.el")
melpa.el
次にmelpa.elをインストールします。
(progn (switch-to-buffer (url-retrieve-synchronously "https://raw.github.com/milkypostman/melpa/master/melpa.el")) (package-install-from-buffer (package-buffer-info) 'single))
.emacs.d/init.el
init.el の上の方に書くとよいです。
(require 'package) ; Add package-archives (add-to-list 'package-archives '("melpa" . "http://melpa.milkbox.net/packages/") t) (add-to-list 'package-archives '("marmalade" . "http://marmalade-repo.org/packages/")) ; Initialize (package-initialize) ; melpa.el (require 'melpa)
基本的な使い方
- M-x package-list-packages
- インストール出来るパッケージ一覧を取得
- M-x package-list-packages-no-fetch
- インストール出来るパッケージ一覧を取得(更新なし)
- M-x package-install
- パッケージ名を指定してインストール
package-list-packagesのメニューからインストール出来るはずなんだけど、たまにmake-text-button: Unknown button type `help-package'とか出て動かなくなるのでpackage-installが確実。
パッケージのインストール
試しに拙作のduplicate-thingをインストールしてみます。
M-x package-install duplicate-thing
.emacs.d/init.el に以下を追記します。
;;; autoloadするのでrequireは必要ないです。 (global-set-key (kbd "M-c") 'duplicate-thing)
パッケージのアンインストール
2013/03/12 追加情報 id:pogin さんから情報提供を頂きました
最新のEmacsではコマンドからアンインストール可能になっています。(diredのような操作)
- package-list-packagesのバッファを開く
- インストールしたパッケージに対して、dでマークを付ける
- xで削除実行
M-x emacs-version 24.2.1 で試したら無事アンインストール出来ました。
古い情報
メニューから消せそうだったのですが上手く動かなかったので・・・
でアンインストール出来ました。