mrubyを使ってグラフィカル&インタラクティブなアプリケーションが作れるRubyKokubanというものを作りました。 mrubyで何かやりたいなあと思いこつこと書いていたのですが、少し触れるようになってきたので公開します。
def draw text 'Hello, rubykokuban!', 100, 100 circle 350, 100, 50 end
最小限のコードでゲームのようなものが作れることを目指しています。
インストール
今はコマンドラインからの実行環境のみ用意されています。対応プラットフォームもOSXのみです。
RubyGemsからインストールします。
$ gem install kokuban
まずは最新の実行用アプリケーションをインストールしましょう。
$ kokuban install --latest
インストールされていることを確認します。
$ kokuban list osx(0.0.3)
Hello, RubyKokuban
図形と文字を書いてみましょう。
def draw text 'Hello, rubykokuban!', 100, 100 circle 350, 100, 50 end
実行します。
$ kokuban exec hello.rb
動かしてみましょう。
def setup set_window_size 480, 240 @x = 0 end def update @x += 1 end def draw text 'Hello, rubykokuban!', 100, 100 circle @x, 100, 50 end
実行します。ウィンドウが開いたままだったらCtrl+R(⌘+Rじゃないので注意)でリロードしてもいいです。
簡単ですね!
内部技術の解説
- mruby + openFrameworks で作られています
- ライブラリではなく「mrubyが組み込まれたアプリケーション」です。
- 将来的に以下のようなことが期待出来ます。
- 複数のプラットフォームで同じコードが動きます。
- モバイルプラットフォームでも動かす事が出来ます。
- スクリプトをバイナリファイルに埋め込むことが出来ます。
これからやりたいこと
- openFrameworks APIのバインド続き
- 画像の表示
- キーボード
- サウンドなど
- osxの実行用アプリケーションの機能強化
- 複数ファイルのロード
- ファイル変更を監視して自動リロード
- ドラッグ&ドロップ出来るようにしたり
- 他のプラットフォームで動くように
- サンプルコードの充実
サンプルコード含め、プルリクエストはいつでも歓迎です!
リソース
- rubykokuban-gem - コンソールでのインストール&実行
- rubykokuban-osx - OSXでの実行用アプリケーション
- rubykokuban-mruby - 内部で使っているmruby
- rubykokuban-sample - サンプルコード
続きです → 画像が表示出来るようになりました。