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電子書籍を集めて知識のネットワークを強化する

なんでHonyomiを作ったのか、という話です。

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端的に言うと「もっと電子書籍を便利に使いたい」 具体的には以下の2点になる。

検索可能な独自の情報ソースを作る

インターネットを使うという行為がほとんどの人にとってに当たり前のことになり、今も参加するプレイヤーが増え続けている。それが何を意味するのかというと「インターネットに転がっているほとんどの情報は自分にとっては不要なもの」ということだ。

今後必要になっていくのは「自分にとって」有益な情報源を集めた専用の情報ソースを作ることではないだろうか。価値のある情報ソースを上手く構築する能力は技術者にとって今後ますます大切なスキルになっていくと思われる。

どうやって情報ソースを構築していくかについては様々な方法が生まれてくると思うけど、現時点で有用なものとして「本」を使わない訳にはいかない。大抵の作者は何らかの強い動機があって本を書いている人がほとんど(真剣に書いているということ、ブログだとばらつく)だし、ある程度の質を出版社が担保しているので外れを引く確率も低い。購入前に評判を様々なサイトから得ることも出来る。数千円払って対価に知識を得るというのは、長い目で見れば個人情報をたくさんのサイトに渡して無料で情報を手にいれるよりずっとリスクも低い。

で、自分に必要な本を集めたら、次はそれらを一括して検索出来るようにする必要がある。

書籍を連携させて知識のネットワークを強化する

電子書籍を単体で買って読むだけだと読みやすさではまだ紙の本に負けてしまう。電子書籍が強みを発揮するのはその「コンパクトさ」と「再検索性」にある。

特に技術書のような類いの本において、良かった本を何度も読み返すことの大切さというのがある。ある本を読み終わってしっくり来たり共感出来た作者のものは折をみて何度も読み返すことで、記憶が固着され、不要な情報が削ぎ落されて、自分の血肉となっていく。

自分がちょうどコードを書いている最中に「そういえば今やっていることってあの本に書いてあったはず」とか、他の本を読んでいる時に「この事柄って他の人はどう考えていたっけ」というような能動的なアクションとひも付けられることで知識は強化されていく。

例えば、この間 Ruby on Rails チュートリアルを買ったのだけど、"git checkout を git co ってエイリアス貼ると便利" というのが印象に残っていて、いざパソコンの前に座った時にどうするんだっけ?となった。そこで Honyomi の出番ですよ。

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CC BY-SA 3.0: Ruby on Rails チュートリアル: 実例を使ってRailsを学ぼう - 達人出版会

"git checkout" で一発ヒット!ちなみにすでに手元のHonyomiには (46 books, 13449 pages.) 登録されている。自分が厳選した情報ソースをベースに検索することで検索エンジンの精度はぐっとあがると感じている。

過去に読んだ本が検索インデックスに蓄積されていき、必要になった時に「すぐに」再検索して自分の知識のネットワークが繋がっていく。それが21世紀の読書ではなかろうか。

おまけ

個人的には最初の一回を紙の本で読み、読んだものは検索インデックスにいれていつでもPCで読み返せるというのがいいじゃないかと思っている。

どうか出版社のみなさま、書籍を買ったら無料でDRMフリーなpdfが付いてくるプランとかやってくれないでしょうか。

pdf単体で買うならDRMフリーな達人出版会GDPがおすすめ。