プログラムコンテストで賞をもらった時の感想 - フクオカRuby大賞
電子書籍検索エンジンHonyomiがでGMOペパボ賞を受賞しました。3回目のチャレンジではじめて頂いた賞だったので大変嬉しいです。GMOペパボさま、審査員のみなさま、福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議さま大変ありがとうございました。
http://www.digitalfukuoka.jp/topics/68
表彰式の感想
一番楽しいのは他の人の作品を見たり、作った人と話が出来ることです。
私の場合、普段は自宅で1人で作っているので、たまにこういう場所に来ると他の人が何を考えて作っているのかが少し分かったりして大分刺激になります。
NyaplotとSciRubyを知ることが出来たのが今回の大きな収穫でした。iPython(iRuby) Notebookを中心にしたツールセットはすごいですね。科学計算用の環境らしいですが他の分野でも色々と応用が利きそうです。Nyaplotを使うとこのiRuby上にグラフを作成することが出来ます。(SVGでレンダリングするので大きさも自由自在らしいです)
Nyaplotはプレゼンテーションの仕方もすごく面白くて(まつもとさんも褒めてた)、手作りカードの表にグラフのレンダリング結果の画像、裏面にそのコードへのURLが書かれたQRコードを貼りつけて机にちらばせていました。気になる画像があったら裏返してQRコードをLINEの友達カメラで撮影すればジャンプ出来るという。今度ofrubyをプレゼンする時も真似させてもらおう。
※ そしてなぜ肝心のカードの写真を撮り忘れたのか・・
大賞を受賞したのはRubyKaigiの時に存在を知ったスモウルビー(Smalruby)でした。プログラミングをどうやってたくさんの人に教えればいいか?の需要が高まっているのを感じます。Scratchのようにブロックで作ったプログラムがすぐに実際のソースコードでも編集出来るのがよいです。
表彰式はフクオカRuby大賞だけでなく福岡ビジネス・デジタル・コンテンツ賞の表彰も同時に行われました。フクオカRuby大賞とはひと味違った作品が並びデジタル作品の幅の広さを感じて面白かったです。プロモーションビデオを作ったりして 前提知識や興味の無い人が見ても何をやろうとしているのか分かるようにしている作品が多くてすごいなぁと思いました。私はビジネス・デジタル・コンテンツ賞の作品が何なのか理解出来たけど、Honyomiが何をやるソフトウェアなのかビジネス・デジタル・コンテンツ賞の受賞者の人達には伝わったかなぁ。エネルギーのかけすぎもよくないけれど、それが何なのかをシンプルに伝える方法はこれからも模索していきたいです。
表彰式後にudzraさんと實松さんと一緒に餃子のテムジンに行きました。本当、福岡は何食べても美味しいです。
フクオカRuby大賞の感想
その年にRubyの特徴を活かした何かを作っている人はまとめとして、腕試しを兼ねて、応募してみるとよいと思います。私が過去に応募したのは
- Milkode (企業賞候補になって追加資料作ったけど落選)
- mruby Code Search (落選)
- Honyomiとサイト「本読みの図書館」 (GMOペパボ賞)
みたいな感じです。色々な作品が応募されているのでまずはやってみましょう。
応募用資料をWordで作るのは結構大変ですが自分の作品を人に分かりやすく伝えるために悩むのは決して悪いことでは無いと思います(でもMarkdownも認めてほしいなぁ)。私の場合はいつも「○○には××な機能も必要だ」みたいなことに気がついて応募前に新機能を足すことが多いです。追加するのはプレゼン用の捨て機能ではなくちゃんと進化させるための追加要素です。
予備審査を通過すると本審査になります。資料を作って実際に福岡まで行って(都合が付かない人は遠隔でプレゼンすることも出来るみたいです)プレゼンします。ちゃんとプレゼンしようとするとその過程で物足りない部分や不足している機能が分かってきたりプレゼン後に審査員の人達から絶妙な所を指摘されたりして励みになります。ちなみにその時のスライドです。
本審査から1〜2ヶ月後に表彰式となります。可能な人は表彰式会場の外で制作物を展示したりします。
最後まで進むと最大で2回福岡に行く必要があります。飛行機とホテルがセットになった安いツアープランもあるので上手く使うといいです。私はANA SKY WEB TOURの国内ツアーに落ち着きました。2泊3日で28000〜30000円位です。冬バケクーポンは割とお得なのでちゃんと使った方がいいです。
貴重な経験が出来て楽しかったです。今回の賞を励みにこれからもRubyを使って色々と作っていきたいと思います。